日々の様子

3年生のABクラスは本日、「平和オンライン学習会」を実施しました。

この学年は、本来であれば昨年の3月に長崎へ修学旅行に行く予定でしたが、感染症の影響で実施することができませんでした。

今回初めての試みになりましたが、長崎の現地ガイドの方や戦争体験者の方、教会の神父様とオンラインで繋がり、平和学習を行うことができました。また、お土産として長崎県から送っていただいたカステラを美味しくいただきました。

はじめに、長崎市東京事務所の方により長崎県についての説明があり、長崎という土地やその歴史について理解を深めました。 長崎がその地形から、様々な国に影響を受け、独自の文化を築いてきたことがわかりました。

被ばく者の方によるお話には全員が聞き入っていました。もともと事前学習で戦争の悲惨な画像や映像を見ていましたが、今回のお話では「血が流れない場面」でも、人々の苦しみがあったことを改めて知ることができました。実際に戦争を体験された方のお話からは、資料等からは感じ取れない魂のようなものがありました。貴重なお話をしてくださり、本当にありがとうございます。

現地のオンラインツアーとしては、浦上天主堂にて平和ガイドの方に長崎とキリスト教の関わりについて説明していただきました。生徒たちは教会の内観を見て、ステンドグラスの美しさや荘厳な雰囲気に圧倒していました。いつか是非、自分の目で確かめてほしいです。神父様のお話は、卒業を控えた3年生にとって心に響く内容でした。私たちが現在平和な日常を送れることについて、身近な人への感謝の気持ちを持つとともに、先祖の方々が平和な世界の実現に尽力されてきたことの大切さに改めて気づくことができたと思います。

今回のオンライン学習で、生徒たちはますます長崎に行ってみたいという気持ちが募ったようです。

みんなで行くという願いは叶いませんでしたが、是非、一生に一度は足を運んでほしいと思います。

近畿日本ツーリスト、長崎原爆死没者記念資料館、長崎市東京事務所、長崎国際観光コンベンション協会の皆様、ご協力いただきまして、ありがとうございました。